【イマジカインフォス】日本各地の看板建築を巡る男子二人組を描いた小説『看板ボーイズ』を2月26日に発売
㈱イマジカインフォスは2月26日、看板建築をテーマにした小説『看板ボーイズ(著:菊地百恵+モノガタリラボ)』を発売する。
「昭和レトロ」な建物の代表ともいえる看板建築は、主に大正後期から昭和初期に作られた木造建築で、商店および住居として建てられた。
1階が店舗、2階より上が住居になっているものが多く、道路に面した部分がモルタル塗りや銅板造りなど、防火素材になっていることが特徴。デザイン的には、ファサードと呼ばれる前面部分が西洋風に誂えてあるものが多いという。
今作では、神奈川県・鎌倉、千葉県・木更津、埼玉県・秩父、茨城県・石岡、東京都・西多摩、現役で営業している実在の看板建築の店舗を取材し、地名も店名も実名で登場。フィクションとノンフィクションが交錯する、カルチャー系建築小説となっている。
【あらすじ】
神保町にある『相良珈琲店』跡地に引越してきた公務員の誠は、引越し当日に突然現れた銀髪の美青年・ワタルと、なぜか同居することに。そして、古い押入れから出てきた〝あるノート〟をきっかけに、二人の、日本各地の看板建築を巡る不思議な旅が始まるのだが――
▲西多摩・藤太軒理容所:創業90年以上、昭和3年建造の昔ながらの理容室。映画やドラマのロケ地としてもたびたび撮影が行われている。JR・武蔵五日市駅徒歩20分。