【ユーモラス】高輝度蓄光を利用した非電力サイン『ナイトコンシェルジュ』を岡山市で試験導入
㈱humorous(ユーモラス)は高輝度蓄光を利用した非電力サイン『ナイトコンシェルジュ』の新たな取り組みとして、用水路や路肩からの転落や脱輪事故のリスクを減らして市民の安全を守ることを目的とし、『ナイトコンシェルジュ HYBRID』の試験導入を岡山市で開始した。
ナイトコンシェルジュは、歩行者が暗闇でも安全に通行できるエスコート目的で開発された高輝度蓄光ツール。昼間と夜間の位置情報発信に加え、デザイン部分に反射材素材を活用することで、夜間に自動車や自転車が通行した際にもライトに反応した発光(今回はゴールド発色)で注意を促すことができる。交通工学の研究者の意見も取り入れ、より通行人の注意喚起が意識的に継続するために、2枚の補完デザインが交互に並ぶ試みがなされている(特許出願中)。
蓄光ユニットは津波時の避難標識規格であるJISZ9097をクリアする高輝度素材を採用しており、電力を使用せずに12時間の夜間発光が可能。2㎜の薄さで軽量でありながら、5トンクラスの自動車を想定した対荷重試験にも合格し、安定したパフォーマンスと耐久性が証明されている。また、デザイン部分は自由にアレンジすることができ、エリアによって配色やクリエイティブの変更も可能で、現在多様なパターンの採用が複数の事業者や自治体で検討されている。
今回は岡山エリアでの状況を知った開発チーム内「昼間と夜間、および自転車や自動車の夜間通行時も用水路の存在を知らしめるように、落下対策用に改良する工夫ができるのでは」という声が上がり、岡山市の賛同を得て、今回の資材提供ならびに試験運用が実現した。