【チクマ】身に着けるエアコン“コモドギア”を装着可能なワークウェアを共同開発

 ㈱チクマは5月13日、㈱富士通ゼネラルが開発したウェアラブルエアコン「Cómodo gear i3(コモドギア アイスリー)」を、装着できる「ワークウェア」を同社と共同開発した。
 富士通ゼネラルが開発したコモドギアは、首に装着した冷却部で頸動脈を流れる血液を冷却・加熱し、効率的に冷暖房効果を得ることができるウェアラブルエアコン。サーモモジュールを搭載した冷却部とラジエーター・バッテリーで構成し、冷却温度の異なる3段階の運転モード(Normal / Full / Eco)で、40℃を超える過酷な環境にも対応している。
 今回、共同開発した「ワークウェア」は、冷却部とラジエーター・バッテリー部をつなぐチューブまでを服の内側に収納するデザインを採用。これまでフルハーネス着用の作業者はチューブの露出がネックとなっていたが、この仕様によりコモドギアのチューブの引っ掛りを解消し安全に使用できるようになった。
 さらにユーザーから試作品に対する意見を募り、現場での使いやすさを追求。ラジエーター・バッテリーを収納するポケットを前後に取り付けることで作業内容にあわせて装着位置を変えられるようにしたほか、胴体も同時に冷却できるように保冷材用のポケットを追加するなどの工夫を施している。

“身に着けるエアコン”の愛称で親しまれ、これまでに鉄鋼やプラント業界など過酷な猛暑下で働く職場を有する500社以上の国内企業で採用されている。

関連記事一覧