【クラレプラスチックス】環境対応型ターポリン「ハイドロックス」の新製品として、リサイクル塩ビフィルムを使用した「ハイドロックス‐Ｒ」を７月から発売

　クラレプラスチックス㈱は、環境対応型ターポリン「ハイドロックス」の新製品として、リサイクル塩ビフィルムを使用した「ハイドロックス‐Ｒ」を7月から発売する。
　近年、環境配慮製品への関心が高まる中、同社は塩ビフィルムのマテリアルリサイクルに着目。環境対応型製品を開発した。新製品に使用されるリサイクル塩ビフィルムは塩ビ複合材の製造工程で発生する、端材や規格外品などのプレコンシューマー材から塩ビのみを抽出し、マテリアルリサイクルしたもの。トレーサビリティが明確でSDS（安全データシート）も発行できる。
　また、ターポリン重量比としてリサイクル塩ビを約7割使用したほか、ターポリンの基本性能である防炎配合に加え、各種配合（防カビ・抗菌配合など）にも対応可能。品番は「RE-200（建築工事用シート2類クラス相当）。サイズは幅1870㎜×長さ50ｍ×厚さ0.3㎜（質量／1㎡あたり約340g）。カラーは乳白。
　同社では、建築用養生シートや垂れ幕、フロアシート、間仕切りカーテンなどの用途を見込んでいる。販売目標は初年度1億円、26年度は5億円を掲げている。価格はオープン。