【アートリンク】UV印刷の新技法である「ポッティング風のUV印刷サービス」を開始

 ㈱アートリンクは、UV印刷の新技法である「ポッティング風のUV印刷サービス」を開始した。
 これまでUVプリンターでの積層印刷は可能だったが、ホワイトインクを盛り上げて印刷するため、表面の透明感が思ったように出せず、重い印象だった。また、データ作成も難易度が高い上、顧客への認知度も低く、1~3層までホワイトとカラーを組み合わせた印刷がほとんどだった。同社は、自社で所有するUVプリンターの設定を徹底的に追い込んだほか、プリンターメーカーに協力を仰ぎ、新しい印刷設定を作ってもらうことで、印刷表面に透明な樹脂を流した〝ポッティング技法〟のような表現がUV印刷で可能。
 これにより、バニッシュインクの凹凸をしっかりと感じ、高品質で指触りがよく、透明感かつ高級感のある訴求性の高い仕上がりとなった。印刷データはイラストレーターを使い、盛り上げたい場所を別レイヤー指定するだけで、しっかりとポッティング風の効果が出せるのも特長だ。

 ポッティング風UV印刷の概要は下記の通り。
▽最大印刷可能サイズ/W1400×H700㎜▽厚み/150㎜以下▽インク厚/約0.6~0.8㎜以内▽印刷面積/基本的に30㎜角以内(面板全面印刷は不可)▽印刷可能な素材/押出しアクリル板、塩ビ板、アルミ複合板――など。(ただし、軟らかい素材への印刷は不可)

(写真はポッティング風UV印刷事例)

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