【エプソン販売】ロボティクスとプリンティングによる自動化ソリューションを提案

 エプソンは、印刷業における省人化対策の一環として、自社技術であるロボティクスとプリンティングを掛け合わせた自動化ソリューション環境をエプソンクリエイティブスクエア赤坂に設置。このほどデモンストレーションを開始した
 腕時計やプリンターなどの精密機械メーカーである同社は、40年以上も前から、製造工程を自動化すべく、産業用ロボットを自社開発してきた。特に水平多関節(スカラ)ロボットによる小型部品の組み立てや搬送は、自社製品の製造だけでなく、多くの業界で採用実績を持つほか、センシングデバイスや周辺機器を含めた総合開発環境で柔軟に多様な生産ラインに対応する。
 今回、この技術を印刷工程に組み込み、省人化・生産性向上を提案すべく、ショールームにコンセプトモデルを設置。フラットベッドUVプリンター「SC-V7000」と垂直多関節(6軸)ロボット「VT6-A901S-DC」及び画像処理システムを組み合わせ、ロボットによる印刷対象物の連続した補給と回収を行う。具体的には、スチレンボードをプリンターのテーブルに並べ、プリント。その後プリント後のワークを回収する一連の工程を自動化した。
 担当者は、「今回設置したのは、基本となる最低限の組み合わせ。まずはお客様の詳細なニーズを収集し、要望に沿ったカスタマイズを提案していく」と話す。デモの見学は、事前予約制となっており、同社Webサイトから登録できる。

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