【リコー】ラテックスインク搭載の大判IJPを3月15日に発売

 ㈱リコーは、サイン・ディスプレイ市場に向けて、ロールメディアに印刷し、壁紙や懸垂幕、タペストリーなどを制作する大判インクジェットプリンター「RICOH Pro L5160e/L5130e」を3月15日に発売する。
 同製品は2014 年 1 月に発売したラテックスインクを搭載した「RICOH Pro L4160/L4130」の後継機。従来機に比べ、生産性と操作性を向上。3つのインクジェットヘッドをスタガ配列することで、一度に広い面積の印刷を実現。さらに速乾性のあるラテックスインクを採用することにより、従来のソルベントインクで必要だった乾燥時間を削減し、印刷速度は標準モードが毎時25㎡と従来機に比べ、約2倍の印刷速度を実現した。水性ベースでVOCが極めて少なく特別な換気を必要としないラテックスインクを採用することで、屋外広告、屋内広告や壁紙を高速で印刷できるほか、紙や布などのノンコートメディア、塩ビやターポリンといった幅広いメディアへの出力が可能となっている。標準価格は1625㎜幅が308万円、1371㎜が275万円(ともにスタンド、消費税込み)。
 また、リコーの国内販売会社であるリコージャパン㈱は、壁紙ビジネスに必要な設備やノウハウを有するリンテックサインシステム㈱とパートナーシップを組むことも同日発表された。

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