【丹青社】NTTドコモと5G時代の展示空間におけるARガイドの実証実験実施

 ㈱丹青社は㈱NTTドコモと、5G時代に求められる低遅延、高セキュリティなどの特長をもつマルチアクセスエッジコンピューティング(※)を活用した展示施設におけるAR(拡張現実)ガイドアプリケーションの実証実験を実施。同実証実験は、東京・墨田区「NTTドコモ歴史展示スクエア」で4月13日(火)から体験できる。期間は24日(土)まで。
 同アプリケーションは、2次元バーコードなどの読み取りを必要とせず、展示品にスマートフォンをかざすだけで3DCGや動画で展示品の紹介やクイズなどが表示されるARガイドコンテンツを体験できるようにするもの。ARガイドは2つのコースから選択でき、コース内ではアニメーションによるガイドに沿って展示品にまつわるコンテンツを見ることができる。スマートフォンのみで各展示の説明や関連コンテンツ等を鑑賞できるため、来館時の人やモノとの接触機会を削減しながらも、既存の展示に新たな情報を付加した施設ナビゲーションの実現が可能だ。
 今後同社は、同実験で得られた有用性の検証結果を踏まえ、5G時代のソリューションとしてミュージアムや観光施設、商業施設などへの展開を視野に入れた実用化への検討を進めていく。

※移動通信網において客により近い位置にサーバーやストレージを配備する技術。低遅延・高セキュリティといった特徴を持ち5Gソリューション創出に活用が見込まれている。

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