【ミマキエンジニアリング】大判フラットベッドUVインクジェットプリンター新製品を今夏発売
㈱ミマキエンジニアリングは4月20日、大判フラットベッドUVインクジェットプリンター『JFX600-2513』『JFX550-2513』を発表。屋内外の大型看板や広告などのサイングラフィックス用途を対象に、2021年夏販売開始を予定している。
両機は2012年より販売している「JFX500-2131」の後継機種。搭載ヘッド数を大幅に増やすことで、高効率なプリントが可能になり、「JFX500-2131」と比較して『JFX600-2513』で約300%、『JFX550-2513』で約150%の生産性向上が期待できる。また、搭載可能な色数も4色から6色へ対応し、豊富なインクバリエーションでより表現力がアップした。
製作可能サイズは最大2,500mm×1,300mm、厚み60mmで、看板製作によく利用される4×8版(1,220mm×2,440mm)に対応。メディアへのダイレクトプリントが可能なため、大型のサインボードはもちろん、樹脂、ガラス、金属など、多様なメディアにプリントでき、大型の装飾、サインディスプレイや建装材などの幅広い分野での利用が可能だ。厚み60mmまでの高さがあるメディアへダイレクトプリントができるほか、UVインクを何層にも重ねてプリントすることで表面に凹凸感を出す2.5Dプリント(厚盛り印刷)が可能で、付加価値の高い印刷用途に利用できる。
新型機は、ユーザーの生産システムや周辺機器からプリンターを制御できる同社独自の『MDLコマンド』に対応。これを使用することで、プリンターのインク残量やエラー情報等を取得できるほか、印刷媒体(ワーク)をセットするテーブルの位置や高さ、プリント開始などのプリンター動作を制御可能なことから、ワーク搬送などのプリント工程を無人化・省人化・自動化することができる。