【井尻彫刻所】伝統工芸士が彫る「手彫り表札」の クラウドファンディングを実施
木の彫刻や社寺彫刻、看板・表札などを手掛ける井尻彫刻所は、彫刻家の活性化を目的に5月14日から【世界に1つ伝統工芸士が彫る「手彫り表札」】のクラウドファンディングを開始した。プロジェクトは6月30日まで実施される。
同社は、プロジェクト開始の背景について、「彫刻の素晴らしさを広めたい、そしてこの彫刻の担い手を次世代にも残したいという気持ちから始めた。私たちの仕事のほとんどは、取引先からいただく請け負い業。職人がほとんどで、営業活動をするような組織や体制になっておらず、現代では中々広められていないのが現状だ。しかし今まで頂いていた請け負いの仕事は、時代の変化と共に年々減ってきている。今回のプロジェクトでは私たちの彫りの商品が広まり、個人のお客様からもご注文いただき、次世代の彫刻師が営業活動を気にせず彫り技術を昇華できればと思い開始した」と話す。
リターン品・商品の特長は、「翠雲彫」の3代目が彫る「翠雲彫刻表札」の透かし彫りは彫刻の細かさや大胆さが浮き上がり、見た時に印象深さがある技表札は名前の配置をし、オーダーごとに微妙にレイアウトを配置し丁寧に彫るという。今回のプロジェクト用に彫刻のコースターも用意。表札の「翠雲彫刻表札」はなんばグランド花月の名前札にも採用されている。
表札・龍
