【インタビュー】ミマキエンジニアリング・池田和明社長に聞く「330」の魅力 <PR>

 ㈱ミマキエンジニアリングは、4月にエコソルベントインクジェットプリンタ「JV330-160/130」「CJV330-160/130」をリリース。同社の新たなフラグシップ機として、筐体を一から設計・開発し、高画質×高生産に付加価値と圧倒的な使いやすさをプラスしたという。「330」の魅力と開発の経緯を代表取締役・池田和明氏に聞いた。

―「330」リリースの経緯
 かつて、「JV3」のヒットによって成長した当社にとって、「3」がつくプリンターは特別な意味を持っている。デジタルプリント市場を次のステージに押し上げる新しい技術を詰め込み、強い思い入れを持って開発にあたった。
 「330」の開発コンセプトは、画像の美しさをさらに追求することと、今後世界的に問題が表面化するであろう人手不足に対応すること。今回新搭載したインクのドロップ技術「MWDT(Mimaki Weaving Dot Technology)」と作業効率を高める「XYスリッター」、「メディアチェンジャー」に注目して欲しい。

―開発でこだわった点
 プリントヘッドから筐体、ソフトまですべてを一新した。ヘッド自体の性能向上だけでなく、それを最高のパフォーマンスで運用するシステムを構築。その上で当社が20年以上にわたり蓄積してきた技術を結集させた。「MWDT」や「XYスリッター」の挙動は、最後まで調整を要したほか、「メディアチェンジャー」も、ハンドルが重くならないよう慎重に設計を行っている。

―市場の反応
 「330」は、極限のコストカットによる“安さ”ではなく、付加価値を追求したミドル・ハイエンドモデルだ。4月に世界同時発売したが、画質だけでなくスピードも速いため、「仕事の領域が広がる」と良い反応を頂いている。
 後工程をサポートする「XYスリッター」の存在も国内外で好評。通常別置の機械を一つにまとめる挑戦的な試みだったが、市場に受け入れられたようで安堵している。

―昨今のビジネス環境について
 情勢的に複雑。昨今の円安基調は、輸出の割合が大きい当社にとっては追い風となっている。一方でロシア、ウクライナをはじめとした東欧の市場が閉ざされたのは大きな痛手だ。
 半導体の入手も難しくなっており、生産体制にも影響が出ているほか、原材料の価格高騰も頭が痛い問題。一部製品で値上げせざるを得ない状況にある。

―読者に向けて一言
 「330」は、1人で出力オペレーションを行う会社から大規模出力センターまで、デジタルプリントに関わる全てのお客様に自信を持って薦められるプリンター。当社の新しいフラグシップ機として、美しさ・速さ・使いやすさと、全てにおいて妥協することなく開発した。
 今後も、様々なマシン・資材の供給だけでなく、お客様が儲かるビジネスのヒントを提供したい。常に“トライ”の気持ちを忘れず、サイングラフィックス市場を盛り上げるようなイノベーションを起こしていく。

Roll to Rollエコソルベントインクジェットプリンター「JV330-160/130」(写真左) プリント&カット対応エコソルベントインクジェットプリンター「CJV330-160/130」

 

 

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